(仮訳)極地-高山に分布するUmbilicaria aprinaおよびU. virginisのヨーロッパにおける南限の採集地、シエラネバダ山脈(スペイン)
Sancho, LG. et al., 2022. Sierra Nevada (Spain), the southernmost European locality for the polar-alpine Umbilicaria aprina and U. virginis. Mediterranean Botany. Available at: https://www.researchgate.net/publication/360196512_Sierra_Nevada_Spain_the_southernmost_European_locality_for_the_polar-alpine_Umbilicaria_aprina_and_U_virginis [Accessed May 1, 2022] 【R3-09466】2022/5/1投稿

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3行まとめ

スペイン、シエラネバダ山脈からUmbilicaria aprinaおよびU. virginisの2種を報告した。
両種のヨーロッパにおける従来の南限はフランスのピレネー山脈であり、本報告により既知の分布域が拡張された。
標高が僅か2500 mであるにもかかわらず両種が共存している例は独特であり、残存氷河に関連があると考えられた。

(スペイン新産種)

Umbilicaria aprina Nylander
ナンキョクイワタケ
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【よく似た種との区別】
Umbilicaria virginis
同所的に分布する(スペイン)
同時に発生することがある
形態的に類似している(地衣体上面のみを見ると混同の可能性がある)
本種と異なり地衣体下面が炭黒色ではなく淡色で帯桃色のこともある
本種と異なり地衣体下面において”thalloconidia”が厚い層をなすという特徴を欠く
本種と異なり地衣体下面に同色のリジノモルフを有する

(スペイン新産種)

Umbilicaria virginis Schrader
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【よく似た種との区別】
Umbilicaria virginis
同所的に分布する(スペイン)
同時に発生することがある
形態的に類似している(地衣体上面のみを見ると混同の可能性がある)
本種と異なり地衣体下面が淡色で帯桃色のこともあるのではなく炭黒色
本種と異なり地衣体下面において”thalloconidia”が厚い層をなす
本種と異なり地衣体下面に同色のリジノモルフを欠く